【活動期間】: 2014年11月24日~28日
【活動者】: ST齊藤 ST新谷

【活動内容】
1.11月24日
OT景山氏、Nrs板垣氏に同行
午前は長磯七半沢仮設住宅へ訪問。参加者は女性5名。パンフレットを用いながら、誤嚥性肺炎や口腔ケアの重要性の伝達。嚥下体操等を実際に一緒に行う。参加者において、始めは口数も少ない状態であったが、一人が食事中に気になる事を発言すると次々と質問が得られ、日常的に嚥下に関して気になっている事があると感じた。午後は松岩後駄鱈仮設住宅へ訪問。参加者は5名。午前中同様、パンフレットを用いながら行う。食事のペースや一口量などのアドバイスを実施する。

2.11月25日
Nrs佐藤氏に同行
午前は終日、本吉病院で活動する。歯科医師の一瀬先生の回診に同行する。一症例の見学を行う。また、入院患者(6名)の昼食見学も行う。姿勢崩れがある方に対するシーティングや食具の選定などを先生が行っている様子がうかがえた。また、車椅子やテーブルの高さがあっておらずに自力摂取が進みにくい方もいた。安全な食事を進めていく上で、限られた物品の中で工夫していかなければならない難しさを感じた。午後は齊藤3名、新谷2名に対し個別リハ実施する。個別リハした方は比較的全身状態が安定している方であったが、他には誤嚥性肺炎にて入院されたり、肺炎を繰り返されたりしている方も多く、退院後に誤嚥性肺炎を繰り返さないよう、誤嚥性肺炎に対する考えや予防方法などの啓蒙がより必要であると感じた。

3.11月26日
Nrs佐藤氏に同行
午前はキングスガーデンへ訪問するが、昼食時に来てほしいとのことで現地コーディネーターの村上氏の案内のもと、仮設住宅へ訪問する。急なこともあり、詳細説明は出来なかったが、パンフレットの配布を行う。キングスガーデンでは昼食前に嚥下体操を行い、施設スタッフから嚥下評価された2名他、嚥下に対し気になる点がある方を集中的に評価させていただく。午後はぽらん気仙沼デイサービスにて齊藤・新谷が二手に分かれ約5名ずつにパンフレットを使用しながら誤嚥性肺炎についての説明や嚥下体操等を実施。

4.11月27日
午前は訪問リハビリテーションさんぽのPT平泉氏に同行し1名の嚥下評価等実施。訪問看護も同時間帯に訪問あり、口腔ケア時の姿勢などについて助言させて頂く。直接嚥下訓練に関しては先週より、痰量の増加などあり見せて頂くことが出来ず。食物を使用しない間接訓練の方法を伝達する。午後はグループホーム、ポラーノへ訪問。認知機能が低下している方が多かったため、パンフレットは使用せず端的に嚥下についての情報伝達。嚥下訓練も自力で困難な方が多かったため、徒手的に実施する方法を施設スタッフへ伝達する。施設スタッフから一症例の嚥下評価依頼あり、間食の時間を使用し評価。環境の調整などのアドバイスを実施する。

5.11月28日
午前のみ
午前はOT景山氏に同行して水梨仮設住宅へ訪問。約9名参加される。パンフレットを使用しながら、誤嚥性肺炎や口腔ケアの方法、嚥下体操等についての情報伝達。午後は訪問リハビリテーションさんぽの平泉PTに同行し、11月27日の症例の方をリハ実施。ST主体で頚部ストレッチ、口腔ケア、口腔器官の運動、アイシング等実施。

○感想
初めての震災ボランティアということもあり、自分に何が出来るのか不安な気持ちが強かったです。しかし、仮設住宅、施設、病院の利用者や関係者の方々はとても暖かく迎え入れて頂き不安は自体はすぐに解消されました。STとして感じたことは少なくともST領域の知識がまだ浸透していないこと、嚥下に関しての知識を知ろうとしている方々が多い地域であろうということが感じられました。震災から3年半以上が経過します。震災直後に比較し支援の数も少なくなっているとの情報を聞きました。今後、仮設住宅から復興住宅へ移動した際に今よりもより廃用予防、特に誤嚥性肺炎予防が重要となると予想され、今後も継続的なSTの啓蒙活動が必要であるのではないかと考えます。このたび私達をコーディネートして下さった、景山さん、村上さん、本当にありがとうございました。