【活動期間】: 2014年12月1日~5日
【活動者】: ST長谷川 ST飯塚

【活動内容】
1.12月1日
終日,気仙沼市の本吉病院で活動する。PT三浦様より、該当患者様を選出して頂いており、電子カルテでの情報収集を行う。午前は2名の口腔機能・認知症状の評価・昼食評価を実施。午後は1名のコミュニケーション・口腔嚥下機能の評価を実施し、各患者様について、評価結果・コミュニケーション方法や食具の工夫などの助言を行う。

2.12月2日
午前はOT景山氏に同行してグループホームぽらんで活動する。嚥下面で気にかかる患者様について情報収集、昼食・おやつの時間に嚥下評価実施。昼食前に嚥下体操を行っているとのことで、訪問日はSTが実施する。スタッフ様より、嚥下に関する知識が少なく、患者様に合った食形態・食事方法とできているか、といった悩みが多いとのお話しあり。STから食形態の工夫や誤嚥に関する内容の説明をし、当院作成のパンフレットを手渡し参照して頂く。午後も同氏に同行し、旧新城小学校仮設住宅にてパンフレットを使用しながら、誤嚥性肺炎や口腔ケアの方法、嚥下体操等についての情報伝達。約6名参加される。同じ仮設内で健康面で心配な方がいるなど、情報交換の場にもなっている様子。

3.12月3日
終日、第二高松園で活動する。重度精神障害の患者様が入所されている施設であり、10代~高齢者の方まで幅広く入所されていた。昼食・おやつの時間に嚥下評価、食事設定の相談に乗らせて頂く。障害を持つ方々を受け入れる療育環境がなく、リハビリを受けらずに育ったという利用者様が多くいるとのこと。コミュニケーションのリハビリについてアドバイスをさせて頂く。

4.12月4日
終日介護老人保健施設リバーサイド春圃で活動。午前・午後にそれぞれ1名ずつ担当しST実施。各々昼食時の観察評価も実施。利用者様についての評価、助言、訓練プログラムは施設職員のPT、OTへ書面、口頭にて伝達を行った。

5.12月5日
午前はOT景山氏に同行して、陸前高田市竹駒町滝の里工業団地仮設住宅へ訪問。約12名参加される。パンフレットを使用しながら、誤嚥性肺炎や口腔ケアの方法、嚥下体操等についての情報伝達。住民の方12名参加。高齢の方の参加も多く、嚥下障害について興味、関心を持って聞いて下さり、質問もいただいた。午後はグループホームポラーノの杜で活動。嚥下障害の利用者様の臥床時のポジショニング実施。その後、各1名ずつ間食時の評価実施。

○感想
今回活動させて頂いた地域はSTの人員不足で積極的な介入が必要な対象者もリハビリを受けられない現状にあるという事を知りました。障害者施設、老健、グループホームにおいては入所者の高齢化に伴い嚥下障害の重症化が進み、対応に不安や悩みを抱えており、人員不足の深刻さを実感しました。活動の中では口腔・嚥下機能面へのアプローチだけではなくポジショニングなど身体面の評価も求められ、対応に苦難し自身の知識不足、技術の未熟さを感じました。仮設住宅では高齢の住民が多い中、自治会の方を中心に心身の保健活動に取り組んでおり、嚥下障害やその予防についての話題にも興味を持って聞いて下さいました。地域の中で嚥下障害についての知識が広がることが嚥下障害の早期発見や予防に繋がるため嚥下障害の啓蒙活動が大切であると思いました。